作品解説

Rainbow Heart (レインボー・ハート) 1967
ニューヨークで活躍した虹のアーティスト「靉嘔」(あいおう)はすべての物を虹のスペクトルに還元して作品を制作する。1960年代にニューヨークの前衛芸術グループのフルクサスの中心メンバーとして活躍した後、ヴェネチア・ヴィエンナーレでも好評を博し、その後は全世界で活躍する。1987年にはパリのエッフェル塔の頂上から300mのレインボーのリボンを吊るすプロジェクトを実施する等、現代美術の世界で常に注目を浴びたアーティストである。レインボー・ハートは本来は、環境彫刻の一環とも言える作品で部屋全体がレインボーで包まれたインスタレーションの中の一つの作品であるが、独立して展示されることも多く、6色の基本色がグラデーションとなり、美しい表情を見せている。

商品詳細

「靉嘔 レインボー88 AY-O:RAINBOW 88」展より
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