作品解説

商品詳細

田中敦子(1932~2005)…大阪府生まれ。京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)中退。初期具体美術協会メンバーの美術家として活動し、「第1回具体美術展」で、約40メートルの電気コードに、等間隔に連ねた20個のベルが順に鳴り響く《作品(ベル)》(1955)、翌年は、9色の合成エナメル塗料で塗り分けられた管球約100個と電球約80個からなる《電気服》(1956)を発表した。その後《電気服》の管球と電球、電気コードから着想を得て絵画シリーズを開始。合成樹脂エナメル塗料を多用し、電気から光へのエネルギーの交換現象を生涯描き続けた。また具体美術協会の一員として第45回ヴェネチア・ビエンナーレに参加した。