作品解説

商品詳細

作家:奥山庸子(おくやまようこ)
タイトル:pop
サイズ:22.7x15.8cm        
形態:パネル 紙 木版画
制作年:2016
エディション:1

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<ステートメント>
いつも、どこまでが版画なのかということを考えながら作っています。
版画は複数性がありますが、モノタイプのような唯一のものもあります。
版を用いて印刷すると考えれば写真だって版画になります。
媒体が複数に伝播するメディア自体を考えれば良いのか。
この答えがあるのだかないのだかわからない疑問に私は取り憑かれているわけです。
ある日、私は版画もそれの一種である「印刷物」を一番多く手に入れられるのは本屋さんなのではないかと考えました。町の本屋さんに行ってみるとマンガが多くの場所を占めていることに気づきました。マンガはだいたい手のひらから溢れるくらいの大きさに絵と文字で構成された本です。
多くの人が所有していて親しみを持っていますが、あまりに距離が近すぎるからか普段マンガが「印刷物」だということを意識することはありません。そこからマンガは印刷物や版画の境目に位置しているのではないかと考え、マンガを版画に用いることで版画とそうでないものとの揺らぎのようなものを視覚化できないものかと考え制作しました。(奥山庸子)
 

奥山 庸子 Okuyama Yoko
1985 青森県生まれ
2008 日本大学藝術学部美術学科絵画コース版画専攻卒業

個展
2012 「SUKIMAMORI」ギャラリー同潤会、東京
2019 「奥山庸子展」ギャラリーQ、東京

グループ展(抜粋)
2016 「Good Arting Exhibition」 ギャラリー同潤会、東京
2016 「99人展 Thumbhole Communication Exhibition」ギャラリーQ、東京
2017 「Print of imagination 展」ギャラリーQ、東京
2017 「99人展 Thumbhole Communication Exhibition」ギャラリーQ、東京
2018 「Figurative impulse 2018展」ギャラリーQ、東京
2018 「Heartwarming 2018展 」ギャラリーQ、東京
2019 「第17回三井不動産商業マネジメント・オフィース・エクスビション」三井不動産商業マネジメント、東京

 

2020年秋 軽井沢ニューアートミュージアムにて個展開催
http://knam.jp/gallery/2020/13736/