井上有一 図録 日々絶筆・書の前衛アート

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作品解説

商品詳細

●70ページ
●サイズH22.7cm×W22.7cm×D0.8cm
●カバー無し
●日本語・英語・中国語表記
●発行日 2012年

2012年9/13~2012年12/24に開催した井上有一企画展覧会の図録です。

展覧会概要

Karuizawa New Art Museum オープニング記念企画展覧会第2弾として、『井上有一 ~ 日々絶筆・書の前衛アート~』を開催いたしました。 井上有一は、1916年東京下谷に生まれ、小中学校の教師をしながら制作に励みました。 初期には画家にあこがれて抽象画を描いていた有一ですが、自らの道が書を描くことにあると開眼し、その後一筋に書の世界を追求します。紙いっぱいに、時には紙の境界をも越えて巨大に書かれた一文字、有一の書業を代表する「一文字」は、近代以降、西洋文化の流入により「美術」の範疇から切り捨てられた「書」を「アート」として再確認させる造形表現だといえるでしょう。その朴訥で力強く、観るものを圧倒するほどの生命観にあふれた作品の数々は、これまで書にふれる機会の少なかった方々にも、新鮮な魅力として感じ取っていただけるはずです。近年書法の本元である中国では、「伝統的中国の『書』は、ポスト有一でどこまで展開できるか、どのような可能性があるか、どう歩めばよいか…」と言われるほど、海外での有一の評価は高まってきています。今回、第1展示室には井上有一の有一の『夢』11点、第2展示室には『貧』や『東京大空襲』をはじめとする代表作16点が並びました。